パンダの旅 2010

パンダの旅を綴ります

僕にできることって

地元に帰って、翌朝
祖母の家の近くの被災地へ
津波の被害はTVで放送されている所だけじゃないんすよ

まだ地元に帰れてない人もいる
地元いわきを離れて避難している人
僕も、地元に帰るまで情報が少なく
ネットでしらみつぶしに検索したが、あまりヒットせずヤキモキしてました


今日直接、津波の被害を受けた方々にお話伺うと
「国や行政には、いわきの実情が届いていない」と皆さん口をそろえて言っています

地元の各地区に出向こうと決めました
震災から約十日過ぎて、正直「遅い」のかもしれないけど
でも、メディアも通常放送に戻り始めているからこそなのと
都合よく考えておこう


写真は豊間中学校近辺
健


沼の内近辺 
トラック

小名浜漁港
健2



という訳で、閉鎖してた旅専用ブログを再開してみます
昨日までのは、下書き保存してた
一人言だったんですけど
それも一緒に公開   インドの面白おかしいのとは間逆ですけど



以前の記事へのツッコミコメントも
どうぞ~










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「僕にできることって」 の答え

昨日、今日と各地区をまわり撮影

昨日は、勿来(なこそ)、茨城の大津港地区で一日終わってしまった

あまりにも被害状況が酷い
ちょっと撮って「次ぎ行ってみよ~」なんてできない
少しでも多く、記録に残しておくべきだと感じた
10時からスタートしてあっという間に17時
薄暗くなってしまい撮影は終了

今日は沼ノ内、薄磯、豊間、江名、中ノ作、小名浜地区
撮影したファイルは800超え 
つなぎ合わせる編集でも
すぐにはできない容量になってしまった

今後、時間のゆるす限り 編集して公開します
まずは、抜粋版


いわき北部の四倉、久ノ浜も被害が大きい
そちらも行って撮影してきます
もし、いわき出身の方がこのブログを見て
「地元が心配、あの地区も」という方がいましたら
コメント欄にでも書き込んでください

「第一原発の三号機のプール」撮影して来てちょ!!
なんていたずらな書き込みはしないでねっ
俺、ほんとに行っちゃうから

TVでの被害状況は、岩手、宮城、福島の3県に集中してますが、
その他の県でも津波の被害は大きいと思います
茨城県の大津港に行ってみたのもそのためです
きっと、もっと南に行っても、海岸沿いは被害を受けていると思ってください
岩手より北も然り




ガソリン問題と配給所

おばあちゃんの家の
屋根の「かわら」が見事に落こちてます

そんな「かわら」のエコな再利用法はないか考えました
まっさきに思いついたのは、ドミノ倒し
かわらドミノでギネス挑戦したら話題になって義捐金集めの力にならないかと並べてみるも
”かわらが立たない”で、しゅーりょー

私が出した最終の答えは、「かわら割り」しかねーだろ
かわらわり
全国の空手部の皆さん
必要な方は着払いでお送りします
欲しい方は連絡ください 
ヒビ、割れありますが、
ノークレーム・ノーリターンでお願いします
値段は言い値でOKです  
売れた収益金は全て義捐金へ寄付します 押忍!!


こちらは相変わらず、ガソリンがありません
昨日は、おばあちゃん家のガソリンスタンドに
ガソリンが入荷するとのことで、お手伝いしてきました(いわき入りして2回目です)

田舎の地域密着型の家族経営のお店なので、東京の激戦家電量販店並みの客入りでは
家族では裁ききれないので 親戚総出で手伝うことに

TVでも報道されてるので全国の皆さんご存知と思いますが
おっさん、おばちゃんだけでは体が持ちましぇ~んな状況です
ので学生時代以来のお手伝いしてきました

いわき地区は風評被害でタンクローリー車が入ってこない
東京などと違って、我々の街は電車が不便な車社会
だもんで、命の水と言えるほど貴重な「ガソリンさん」です

僕の今回のミッションは、交通整理
客さんが並ぶ並ぶ 
うまく誘導しなければ、混乱に発展しかねない重要な役割です
そんな役、俺で良いのかい?

という訳でこんなVTR作ってみました


あっという間に売り切れ
閉店がらがら~になってしまいました



タンクローリーが来た時は歓声が聞こえました
運転手さんは英雄ですよ 

そして、何時間も待ってるお客さん一人一人に
誘導時に「長い時間待たせて申し訳ありません」と僕が言うと
「ガソリン分けてもらえて感謝します」とか「店開けてくれてありがとう」
「これで仕事ができます」「遠くに預けた子供を迎えに行けます」
などなど 皆さんそれぞれの思で、感謝の言葉言われちゃって
こういうお客さんがいるから 
放射能問題で逃げる逃げない騒いでたときも
店あるから東京へは行かないと皆口をそろえて拒否ったんですね

チョイ怖そうなおじさんや活きの良いおにいさんも
皆「ありがとう」と言ってくれる 「魔法も言葉」が溢れてました
今回は、一見さんが多かったそうですが
田舎の商売の良さを見ることができました。

あと、これから並ぼうとしてる方へのアドバイスですが
VTRにもあったようにバッテリーが上がっちゃう件が多いです
ヘタったバッテリーエンジン切て
エアコン、コンポなどガンガン使てると上がっちゃいます
また、上がっちゃって何度もエンジン掛けようとすると、余計バッテリーに負担かかちゃって悪循環です
気をつけましょう



この日はガソリンの入荷が少なく早く店じまいしたので、その後
実家の近くの公民館で物資配給所のお手伝いをしながら撮影させて頂きまして
その模様をVTRでどうぞ

市の職員さん、ボランティアの皆さん、そして消防団の皆さんが市民のためにがんばってました
消防団に中学時代の同級生が所属していて 嬉しい再会もありました
この日は、物資が少なく配れる数が限定してしまって、並んでくれた方に十分な量を渡せなく
配るほうも辛い思いをしたことでしょう


でも、スーパーの物流が安定してきてるのと
この日から コンビ二も再開したので明るい兆しが見えて来た


長文になってしまいました
今日は、もう寝ます


P.S このブログを読んでくれた元同僚の皆さんから
後方支援の協力の連絡を頂きました
本当に力強いです
ありがとうございます







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思い出の場所が、また一つ無くなった

10年前の写真 2002.3.24
浜美屋 084

現在 2012.3.28
浜美屋


10年前、まさかこんなことになるとは思っても見なかった


2002年の誕生日に この民宿 浜美屋さんに泊まって
学生時代の仲間達が誕生日を祝ってくれた

おかみさん手作りのおいしい料理と仲間達との楽しい会話
浜美家 セカンド 009
浜美屋 4
浜美家 セカンド 09

仲間達と集うたび
必ず話に出てくる思い出の場所が、無くなっていた・・・

震災からずっと気になっていた場所
今日やっと見つけれた 
あのやさしいかったおばさんは無事だろうか?

無事でいてください 
もし、安否を知っている方がいたら教えてください



いわき最北の街

まずは、昨日書いた 浜美屋さんのご家族全員無事だったとお知らせあったことご報告いたします
ホントに良かった


本日は、昨日に引き続き四倉、久ノ浜地区に行ってきました
これで、いわきの被災地は全て回り撮影できました

久ノ浜は津波の後に大規模な火災が発生
久ノ浜3
多くのものが炭化して
久ノ浜
町中が焼けたにおいが立ち込めた
久ノ浜2
そして、久ノ浜の中心地は原発から31Km地点 

場所によっては30Km圏内に入ってしまう地区もあります
久ノ浜港は、まさに30Km圏内に位置する
そこからは原発ではないが、遠くに東電の広野火力発電所が見える久ノ浜4






四倉地区は昨日道の駅周辺 本日は蟹荒温泉を見てきました
どちらもいわき市民にはおなじみの場所です

オープンしてまもない「四倉道の駅」
道の駅

去年の帰省の時も利用した 「蟹荒温泉」
蟹荒い


映像は、編集出来次第アップします

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Author:パンダ
旅行の時限定のくだらないブログでしたが
このたびの震災で、故郷福島県いわき市に戻りました
メディアに取り残されたいわきの状況報告と
支援してくださる皆様への安否確認としてブログ更新します

パンダかぶって、たまに旅してます   年賀状連動で一般に公開することに    なりました

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